-
タヌキ不動産ゆめ日記6 賢い相続人
この夢日記に登場する空き家は、すでに書いてきたように、あまり経済的価値がない。また、その所有者はいわゆる「資産家」というカテゴリには当てはまりにくいので、頻繁に「相続放棄」が発生することになる。これが、タヌキ不動産の悩み […]
-
タヌキ不動産ゆめ日記4 選ぶ人の顔
僕は、何かを選ぶときの自分の顔を、他人に見られたくない。スーパーでお肉を選んでいる時、ケーキ屋さんでケーキを選んでいる時、ネットで電動工具を選んでいる時、小粋なマルシェで手作りクッキーを選んでいる時、洋服を選んでいる時。 […]
-
書評 プルードン『所有とは何か』
ピエール=ジョゼフ・プルードン、 2024、 所有とは何か: 講談社 について記載する。一応、「書評」とは書いているが、まぁ、査読があるわけでもないので、僕個人の関心に引き寄せて思ったことを書く。詳細な解説は、訳者の解説 […]
-
「自分を信じる」とかいう言葉の内実
「自分を信じる」というのは言葉では軽く言えるけど、結局のところ時間配分の問題なのではあるまいか。日常の雑事や、これまでの仕事の継続を簡単に0にすることはできまい。その上で、まだ形になっていない、未知の、未踏の、承認されて […]
-
タヌキ不動産ゆめ日記3 ものが足りなかった時代
タヌキ不動産を初めて間もなかった時期には、空き家家財整理におけるトラブルが頻発していた。ようするに、引き渡しまでにきれいに片付けるノウハウがなかったのだ。当時は、僕の解決の選択肢が少なく、オーナーの自助努力を信頼するしか […]
-
タヌキ不動産ゆめ日記2 行き場のないもの達
この文章は、日本の限界集落、辺境の不動産屋で起こる様々な日常を、夜寝ている間に整理した夢の記録である。したがって、これは多分に嘘が含まれるムダ噺である。 さて、限界集落の空き家には大量の家財が残されている。この「家財」に […]
-
タヌキ不動産ゆめ日記1 はじめに
この文章では、連続シリーズとして日本の限界集落、辺境で不動産屋で起こる様々な日常について記録することにする。僕は、不動産屋をやりながら、農村社会学の研究者でもあり、ここでは、学術論文にはできないけど、誰かに伝えたい内容を […]
-
書評 伊藤計劃 ハーモニー
伊藤計劃 ハーモニーを読んだので感想を書く。 近年まれにみる最高のSFだった。大好き。以上、終わり。・・・にすると、面白さを反芻できないので、なぜ「自分」が好きなのかを、ちゃんと考える。(一般的な推薦文のよう […]
-
スティーブ・ジョブズの訃報に対して思うこと
いうまでもなく近年稀にみる天才を失って思ったごく個人的な感想をログする。 今にして思うと、私は、彼が生み出した製品を、嫌いでい続ける努力をしていたように思う。コンピューターのソフトウェアを作る専門家として、ジョブズの製品 […]
-
アイティア制作のプロジェクトがインタラクティブ・デザインという書籍に掲載されました。
4つのプロジェクトを掲載していただきました。デジタル・サイネージむけのソフトウェアをつかったプロジェクトが3つ。スマートフォンのAR撮影カメラのプロジェクトが1つ。 2006年に創業した時には珍しいジャンルだったのですが […]